以前に、継続は力なりという記事を書いたことがありますが、長年、書道に携わっていると「続けること」が才能だと思うことがあります。私の同世代を見回してみても学生時代に私よりも字が上手な人はたくさんいましたが、多くの人は、仕事や家庭の事情などを理由に書道から遠ざかってしまいました。
ある番組で司会者が、野球の全日本監督を務めた栗山監督にどのような人を育てたいですかと質問すると、「不器用な人」ですねと答えていました。意外な答えでしたが、器用な人はある程度できるようになったら満足してやめてしまうからだそうです。一方で、不器用な人は「なぜ」できないかを考えて少しずつ自分のものにしていくから、他の人にも論理的に教えることができるようになります。単に不器用なだけではだめですが、やはり、粘り強く物事に取り組む姿勢はどの世界でも求められる資質のようです。
ぜひ、本会の会員の人たちには少しずつでも構いませんので、粘り強く一歩ずつ上達していってほしいと思います。